あおり運転対策にドライブレコーダー厳選4機種を紹介
あおり運転が厳罰化されるなか、相変わらずあおり運転や危険な割り込み運転、そして強引に停車させるなど一向に無くなりません。どんなに厳罰化しても無くなることはないでしょう。
そんな車社会に自己防衛のためにドライブレコーダーを装着してるドライバーも少なくありません。ただ、前方のみ撮影してもあおり運転は証拠が撮れません。
<もくじ>
- あおり運転に役立つドラレコは限定される
- 値段重視で買うと証拠にならない場合がある!?
- 多機能にこだわる必要はないです
- 設置は慣れた人だと30分くらいで完了!
- 以上の条件に合ったドラレコ
- オススメできないタイプ
- ドラレコ厳選4機種
後方からの接近や追い越し、強引な停車など撮影するには後方カメラも必要になります。
そんな前方・後方をカバーし自動で常時撮影するドラレコを紹介します。
あおり運転に役立つドラレコは限定される
単純に運転中の前方を撮影するだけでは、決定的瞬間を撮影できてないことが多い。
せっかく撮影できてもナンバーが読めなくて特定にいたらなかった。
など、自己防衛するも無意味に終わってしまってるケースがあります。
そこで必ず必要な機能などを考慮して商品を決める必要があります。
- 相手が後方へ接近する前から撮影する
何故あおり運転に至ったか?原因を把握して再発防止につとめなければなりません。
「あおり運転」つまり後方の撮影が重要になります。テレビであおり運転の映像が出ていますが、氷山の一角です。
実際は数十倍いるあおり運転は、後方の撮影ができてないので少ないだけです。
- 自車の前方へ追い越す過程が撮れる
後方カメラは背後から迫る車を撮影できますが、どんな動きをして前方に出るか?ここまで撮るなら後方カメラも広角レンズが必要になります。後方カメラの広角はそこまでこだわらなくてもいいと思いますが、事故時の検証には役立つと思います。
- 車のナンバーや相手の顔が撮れる
強引に停車させられた時に相手のナンバーが撮影されなければ特定に繋がりません。通常、1280×720p、100万画素の場合、3~4m離れるとナンバーは読み取りが難しく成ります。1920×1080p、200万画素以上なら5~6mまで読み取れるので、画質の基準はこの辺からだと思います。しっかりと読み取れる解像度が必要になります。
前方カメラは事故等も想定すると広角170度あれば横からの飛び出しもカバーできます。
- 相手が自車まで来たときの音声が撮れる
これもテレビで紹介されてますが、相手が自車まできて窓を叩いたり、大声で怒鳴っているのを見たことがあると思いますが、窓は開けないのが一番いいみたいですね。
相手が恐喝してくることも考えられるので音声も残せるようにしましょう。
値段重視で買うと証拠にならない場合がある!?
私は何度も経験があるのですが、走行中にドラレコの電源が切れている?電源が入らない。日時がまったく違う。画面がフリーズしている。メモリーエラーになっている。
こんなことが多々ありました。
- 直射日光で熱暴走の可能性が
通常のドラレコは使用温度が-20℃~60℃の環境で使用できなくてはなりません。日が当たる車内は52℃まで上がり、ダッシュボードは70℃を越えると言います。エアコンを使用して25~27℃となるので使用温度も気にしましょう。
熱暴走はいろんな所に症状がでます。フリーズしてしまったり、データが初期化されていたり、復旧不能になったりします。
ある程度しっかりしたものでなければなりません。
- 日付や時刻がデタラメになることもある
先程の熱暴走でも触れましたが、データがクリアされてしまったり、設定が初期化されてしまったりするのは安価な物だと結構発生します。
決定的瞬間が数年前の日時で記録されてしまうことだってあるのです。
3000円前後の多機能ドラレコには注意を!
多機能にこだわる必要はないです
多機能で高性能になると値段がかなり高くなります。ドラレコに数万円も掛ける必要はありません。必要な機能があれば良いのです。
3~4年に一度は買い換えると思うので高価なものはムダに終わります。
- 最低限の必要機能と暗視機能は必須です
カメラについては上記で説明した通りで、前後2台のカメラで後方をカバーし、ある程度の広角レンズ、そして夜間でも撮影できる暗視性能が必要になります。
夜間の走行で後方はブレーキを踏んで始めて映像が認識できる状態だと全く役に立ちません。街灯だけで明るく映るようでなければなりません。
最近ではLED信号機対応カメラも必要になって来ています。LEDの信号機を撮影したものは、信号灯が点滅してしまったり、どの信号が点灯しているのかわからないほど色が黒くつぶれることがあります。
他の推奨機能として、Gセンサー、動体検知、駐車監視機能と、これだけあれば十分で、それ以上はムダに値段が上がります。
- 前方と後方の同時録画ができるもの
見落としがちなのが、前後にカメラが付いていても!手動で切り替えてどちらを録画するか切り替えなければならないものもあります。
ここは重要なので必ず確認してください。
前後とも同時に録画されるものでなければなりません。
- SDカードは32MB以上対応が良い
通常は32GBのSDカードで約5時間の録画ができます(イベントデータ約50分)。ドラレコの設定にもよりますが、SDカードは通常ファイル約70%と、イベントファイル約25%に分けられて記録されていきます。(駐車監視ファイルの設定ができるものもあります)
通常ファイルは普通の走行時に常時繰り返し録画されます。イベントファイルは事故の衝撃で記録される上書きされないデータです。
そして前後2カメラの場合は単純にその半分の時間です。
事故などの目的以外でドライブ風景を撮影するならSDカードは容量が大きい方がいいですね。
- リアカメラは防水タイプがいい
時折、リアカメラをリアウインドウの内側に付けてる方がいますが、スモークフィルムを貼っている場合、夜間はかなり暗くなり証拠映像としては厳しくなります。
IP66(耐塵、耐水)規格以上のリアカメラを車外後方の上部に設置が望ましい。
下部だと夜間のヘッドライトで眩しくて映りません。
設置は慣れた人だと30分くらいで完了!
特に専門の技術は不要でシガーソケットから電源をとり、前方はフロントガラスに空気を抜くレバー式吸盤で取り付けます。
リアカメラはできるだけ高い位置から撮り下ろす場所に決めましょう。
配線はルーフと防音材の間を通すと配線か隠しやすいです。
【シガーソケットよりアクセサリーから分岐して電源を取った方か確実です。】
ドラレコの設置場所はココがいい!
前方はフロントガラスの上部20%の範囲か下部15%の範囲で視界を妨げない場所。
ルームミラーより左側に設置した方がいいです。
- 車検に通らないことも
上記の上部20%、下部15%以外は視界を妨げる恐れがあるので、保安基準を満たせません。検査標章に重なる場所を避け、ルームミラーより下に出ない様にしなければなりません。
- ルームミラーの左側が良い訳
ドライブレコーダーは運転中に操作する物ではありません。何かあった時を記録し、後から確認する物なので、目線に入らない場所の方が脇見の原因になりません。
テレビで見た人はわかると思いますが、相手が運転席側に来た時にドラレコごと奪っていくかもしれません。その為にもミラーより左側の方が安全です。
以上の条件に合ったドラレコ
左上のBOSCAMだけSDカードが付属しません。これらは5000円から12000円です
オススメできないタイプ
- ルームミラー型ドライブレコーダー
前方の視界を妨げませんが、ミラーによる後方確認に難ありです。ミラーに全画面でリアカメラの映像を出している場合、若干のタイムラグがあり事故につながる可能性は否定できません。
ミラーとして使用するとマジックミラーのように暗くなります。
- タッチパネル式
故障・誤作動の確率が高くなります。
液晶にお金をかけた商品より安全性を重視してほしいところです。
- 前後のカメラを切り替えるもの
これは論外ですが、手動でフロント画像とリア画像の切り替えをしないとならないものが沢山あります。
説明書きをよく見ないと全く役に立たないドラレコを買ってしまいます。
- リアカメラが本体と一体型か車内設置タイプ
防水性のないリアカメラを選ぶと車内に設置しなければならないので、リアウインドウにフイルムを貼っていると夜間の映像が暗くなります。
一体型は障害物に邪魔されて視野角が狭くなります。
全方向360℃カメラは全体の大体の動きは把握できますがシートやピラーなどにより見えない部分もでてきます。
ドラレコ厳選4機種
★BOSCAM S1
画質が良く動体検知もできます
★apexcam
安くてフロント170℃広角
★Yamamor-JLY-105
★Maifang M100s
この辺の機種が金額的にも機能的にも丁度いいと思います。
事故やあおり運転の時に役立つことでしょう!